サノレックスは短期間の食欲抑制薬、GLP-1は継続的に食欲や血糖に働く注射薬で、位置づけがまったく異なります。
まず全体像を一覧で整理します。細かな点はこのあとのセクションで一つずつ掘り下げていきます。
| 項目 | サノレックス(マジンドール) | GLP-1受容体作動薬 |
|---|---|---|
| 薬のタイプ | 経口の中枢性食欲抑制薬 | 週1回の自己皮下注射(例: セマグルチド、チルゼパチド) |
| 主な作用 | 脳の摂食中枢に働き食欲を抑える | 食欲抑制に加え、胃の動きや血糖にも関わる |
| 使用期間 | 原則3ヶ月まで | 厳密な期間上限は設けられていない |
| 主な適応 | 高度肥満症 | 肥満症(製剤ごとの基準あり) |
| 依存性 | 向精神薬に指定され依存性に注意 | 依存性の指定はない |
このように、両者は「同じ肥満症の薬」という枠にありながら、想定される使い方が違います。次から仕組みの違いを見ていきましょう。
